指針となる言葉
ーシルバーバーチのメッセージー
どのような時もシルバーバーチの言葉を思い出してください
私たちがスピリチュアリズムの霊的真理を、日々の生活の中で実践していく歩みは本当に難しく大変なことです。
清らかで純粋な心や、困難・苦しみに負けない強い心を持ち続けたいと思っても、いつの間にか気がつけば生活の雑事にのみ込まれ、霊的真理を忘れてしまっているのが実状です。
地上で肉体を持って生きている限り、自分の心の中の闘い・葛藤は続きますが、そうした時に助けとなるのがシルバーバーチの言葉です。
これまで、私は人生の節目と思われた時、あるいは日常の様々に起きてくる問題、心の上がり下がりを、シルバーバーチの言葉でより決心を固めたり、励まされたり、あるいは勇気づけられたり、また自分の気持ちを治めたりしてきました。
そうした時の指針となるシルバーバーチの言葉を集めました。
実践の糧として、日々の歩みの助けとなる生きた言葉です。
(シルバーバーチの霊訓 1-114)
たとえ目には見えなくても常に導きを怠ることなく、愛の手があなた方のまわりにあることを忘れないで下さい。
(シルバーバーチの霊訓 3-73)
誰一人おろそかにされることはありません。誰一人見落とされることはありません。誰一人忘れ去られることはありません。誰一人として一人ぽっちの者はいません。法則の働きの及ばない人、範囲からはみ出る人など一人もいません。あなたがこの世に存在しているという事実そのものが神の摂理の証です。
(シルバーバーチの霊訓 6-154)
来る日も来る日もこの世的な雑用に追いまくられていると、背後霊の働きがいかに身近なものであるかを実感することは困難でしょう。しかし事実、常にまわりに存在しているのです。あなた一人ぽっちでいることは決してありません。
(シルバーバーチの霊訓7-34)
われわれは大いなる神の計画の中に組み込まれていること、一人ひとりが何らかの存在価値をもち、小さすぎて用の無い者というのは一人もいないこと、忘れ去られたりすることはけっしてないことを忘れないようにしましょう。そういうことは断じてありません。
(霊的新時代の到来・66)
自分が決して宇宙で一人ぽっちではないこと、いつもまわりに自分を愛する霊がいて、ある時は守護し、ある時は導き、ある時は補佐し、ある時は霊感を吹き込んでくれていることを自覚していただきたい。
(シルバーバーチの教え・上・95)
あなた方は決して一人ぼっちではないこと、周囲には常にあなた方を愛する大勢の霊たちがいて、見守り、導き、援助し、鼓舞しようとして待機していることを知っていただきたいのです。
(シルバーバーチの教え・下・18)
かつてあなたが愛し、またあなたを愛してくれた人々は、決してあなたを見捨てるようなことはありません。あなたは常に彼らの愛に包まれています。彼らにはあなたに対する愛があるため、あなたの傍を離れることはありません。
(霊性進化の道しるべ・71)
大勢の霊がこれまでずっとあなたを鼓舞し、保護し、導き、目にこそ見えなくても現実的影響力を行使してきたのです。喜びをともに喜び、悲しみをともに悲しんできました。まさしく笑いも涙も分け合ってきたのです。そうした霊とあなたとは文字どおり一体であり、決して見捨ててはおきません。
(地上人類への最高の福音・40)
いついかなる時も、あなたの身のまわりには見えざる存在がいてあなたを導き、守護し、あなたの存在価値を最大限に発揮させるべく働きかけているということです。一人ぽっちでいることは決してありません。見捨てられることは絶対にありません。いついかなる時も愛のマントに包まれております。
(地上人類への最高の福音・87)
スピリチュアリズムを知ったことによって生じる一番大きな違いは、自分が一人ぽっちでいることが絶対にない、ということを知ったことです。いつどこにいても、霊の世界からの愛と友情と親愛の念を受けているということです。
(地上人類への最高の福音・253)
地上の友達がすべて逃げ去り、自分ひとり取り残され、誰もかまってくれず、忘れ去られたかに思える時でも、背後霊の存在を知る者は、霊の世界からの温もりと親密さと愛があることを思い起こすことができます。
(シルバーバーチの霊訓1-48)
神は決してあなた方を見捨てません。見捨てるのはあなた方の方です。あなた方が神を見捨てているのです。困難に直面した時、その神の遺産を結集し、必ず道は開けるのだという自信をもつことです。不動の信念をもてば道は必ず開かれます。
(シルバーバーチの霊訓2-20)
忘れないで下さい。あなたに生命を賦与した力、あなたに息吹を与えたエネルギー、あなたに意識を与えた生命力は、この宇宙を創造し極小極大を問わず全生命に生命を与えたのとまったく同じものなのです。心に唯一の目的を抱いて真一文字に進むことです。そうすれば必ずその力があなたを支えてくれます。
(シルバーバーチの霊訓4-14)
時として酷しい環境に閉じ込められ、それが容易に克服できないことがあります。しかし、正しい信念さえ失わなければ、そのうちきっと全障害を乗り越えることができます。そんな時は神の象徴であるところの太陽に向かってこう述べるのです。-自分は神の一部なのだ。不滅なのだ。永遠の存在なのだ。無限の可能性を宿しているのだ。その自分が限りある物質界のことで挫けるものか、と。そう言えるようになれば、決して挫けることはありません。
(シルバーバーチの霊訓6-144)
物的世界には自分を傷つけるもの、自分に影響を及ぼすものは何一つ存在しないことを魂が悟れば、真実、この世に克服できない困難は何一つありません。
(シルバーバーチの霊訓8-215)
私の記憶では、ここにお集まりの皆さんの誰一人として、克服できないほどの困難に遭遇された方はいらっしゃいません。時にはぎりぎりの瀬戸際まで待たざるを得ないことがあるかも知れませんが、きっと道は開けます。
(シルバーバーチの霊訓9-60)
霊的真理にしがみつくことです。これまでに自分たちに啓示されたものを信じて物事に動じないことです。一つ一つの問題に正面から取り組み、精一杯努力し、済んだことは忘れることです。援助は必ず与えられます。
(シルバーバーチの霊訓9-91)
見た目にいかに大きくても、物的な事態によって圧倒されるようなことがあってはなりません。この物質の世界には、その生みの親である霊の力をしのぐものは何一つ存在しないのです。何ごともきっと克服できます。
(シルバーバーチの教え・上・109)
困難は魂が向上するための階段です。困難・障害・ハンディキャップ・-こうしたものは魂の試練なのです。それを克服した時、魂はより強くなり、より純粋になり、より深くなり、いっそう進化するようになるのです。
(シルバーバーチの教え・下・87)
もしどの方向に進むべきか分からなくなったときには、いったん休止して心の平静を取り戻すことが大切です。そして霊界からの指導と援助を求めて祈るのです。
(霊性進化の道しるべ・27)
いかなる困難の中にあっても、私達は決してたじろぎません。私達は常に楽観主義を強調し、大霊に守られている事実を申し上げています。
(地上人類への最高の福音・107)
一つ一つの経験から教訓を学ぶことです。難しいと思った時はひるまず自分にムチ打つのです。それだけ前より強い人間となります。自分が霊であること、それが肉体を通して表現しているのだということ、そして自分という永遠の霊に傷を負わせたり、害を及ぼしたりするものは、決して生じないということを忘れないことです。
(シルバーバーチの霊訓1-142)
好感を覚える人を愛するのはやさしいことです。そこには徳性も神聖さもありません。好感の、もてない人を愛する-これが魂の霊格の高さを示します。
(シルバーバーチの霊訓2-24)
私たちの説く福音は互助と協調と寛容と同情の精神です。お互いがお互いのために尽くし合う。持てる者が持たざる者、足らざる者に分け与える・・・そうあってほしいのです。
(シルバーバーチの霊訓3-200)
愛とは魂の内奥でうごめく霊性の一部で、創造主たる神とのつながりを悟った時におのずから湧き出てくる魂の欲求です。最高の愛には一かけらの利己性もありません。すなわち、その欲求を満たそうとする活動に何一つ自分のためにという要素がありません。それが最高の人間的な愛です。
(シルバーバーチの霊訓5-151)
あなた方が憎しみと呼んでいるものは未熟な魂の表現にすぎません。その魂も完全な法則の中に存在しておりますが、現段階においては判断が歪み、正しく使用すれば愛となるべき性質を最低の形で表現しているまでのことです。愛と憎しみは表裏一体です。
(シルバーバーチの霊訓6-124)
私は憎しみを抱くことはできません。摂理を知っているからです。神は絶対にごまかせないことを知っているからです。誰が何をしようと、その代償はそちらにいる間か、こちらへ来てから支払わされます。いかなる行為、いかなる言葉、いかなる思念も、それが生み出す結果に対してその人が責任を負うことになっており、絶対に免れることはできません。ですから、いかにみすぼらしくても、いやしくても、神の衣をまとっている同胞を憎むということは私にはできません。
(シルバーバーチの霊訓8-121)
愛とは神の摂理を成就することです。お互いが霊的兄弟であり姉妹であり、全人類が霊的親族関係をもった大家族であることを認識すれば、お互いに愛し合わなければならないということになります。
(シルバーバーチの霊訓10-182)
愛とは摂理(神の心)の通りに行うことです。人類の救済にとってこれ以上に必要なものがあるでしょうか。愛は霊性の最高の表現です。大霊から下さるものです。
(シルバーバーチの霊訓11-42)
人を憎むことのできる者はそのエネルギーを愛に転換することができるのです。愛と憎しみとは同じコインの表と裏です。どちらを選ぶかはあなた次第です。
(シルバーバーチの教え・下・59)
愛が欲しければ愛の種を蒔くことです。
(地上人類への最高の福音・29)
自分を忘れ、人を思いやる生活を送れば、霊性が発達します。そういうように摂理ができ上がっているのであり、そこに例外はありません。
(シルバーバーチの霊訓1-56)
人間の生活に過ちはつきものです。その過ちを改めることによって魂が成長するのです。
(シルバーバーチの霊訓3-34)
失敗も災難もみな薬です。何かを教えてくれます。
(シルバーバーチの霊訓9-76)
これからも失敗はあるでしょう。何度もしくじることでしょう。だからこそ地上に生まれてきたのです。もしも学ぶことがなければ、この地上にはいらっしゃらないでしょう。
(シルバーバーチの霊訓11-102)
しくじった時は立ち直ればよろしい。しくじるということは立ち直れることを意味します。皆さんは不完全な世の中の不完全な存在である以上、必ず失敗を犯します。完全へ向けての巡礼の旅は永遠に続くのです。
(不滅の真理・124)
過ぎ去ったことは、そこから教訓を学ぶためでなければ、つまり失敗をどう正すか、二度と過ちを犯さないためにはどうすべきかを反省するためでなければ、むやみに 振り返るべきものではありません。
(最後の啓示・114)
過ちは誰でも犯すものです。その過ちから学べばよろしい。誰でも転ぶことがあります。すぐに立ち上がって、また歩み始めればよろしい。
(霊的到来・202)
地上世界はそうやって魂が勉強する場所なのです。失敗もし、そして願わくばそれから何かを学んでいくのです。犯した間違いを正し、教訓を学び、より立派な行為を心がけ、二度と失敗しないようになっていくのです。
(シルバーバーチの教え・下・96)
ひるまず前進してください。これからも多くの失敗と落胆があるでしょう。しかし、そうした時に忘れてはならないことは、背後には霊団が控えていて、困難に遭遇した時には元気づけ、疲れた時には希望と力を与え、落胆している時には魂を鼓舞してくれるということです。見放されることは絶対にありません。大霊はご自分の使者を遣わし、皆さん方を守ってくれます。
(霊性進化の道しるべ・137)
地上のいかなる体験も、それに正しく対処し正しく理解すれば、必ずや人間にとってプラスになるものを有しております。
(霊性進化の道しるべ・200)
魂は比較対照の中にあってこそ本当の意味で生きることを始めます。もしもあなたの体験が良いこと、楽しいこと、美しいことばかりだったら、その人生は空虚なものとなることでしょう。そこには深みというものがないからです。
(シルバーバーチの霊訓1-150)
死は地上生活の労苦に対して与えられる報酬であり、自由であり、解放です。いわば第2の誕生です。死こそ真の生へのカギを握る現象であり、肉の牢の扉を開け、閉じ込められた霊を解き放ち、地上で味わえなかった喜びを味わうことを可能にしてくれます。愛によって結ばれた仲が死によって引き裂かれることは決してありません。
(シルバーバーチの霊訓3-45)
もしも霊的真理に目覚め、無知の翳みを拭い落とした、目でご覧になれば、愛する方の光り輝く姿が見えるはずです。死は決して愛する者同士を引き離すことはできません。愛は常に愛する者を求め合うものだからです。あなた方の悲しみは無知から生じております。知識があれば愛する者が以前よりむしろ一段と身近な存在となっていることを確信できるはずです。
(シルバーバーチの霊訓3-77)
人間は不滅なのです。死は無いのです。あなた方が涙を流して嘆き悲しんでいる時、その人はあなた方のすぐ側に黙って立っている-黙って、というのは、あなた方が聞く耳をもたないために聞こえないことを言っているまでです。本当は自分の存在を知らせようとして何度も何度も叫び続けているのです。
(シルバーバーチの霊訓4-44)
“死んだ人”たちはあなたのもとから去ってしまうのではありません。死という名のドアを通り抜けて新しい世界へ入っていくだけです。その人たちにとって死は大きな解放です。
(シルバーバーチの霊訓5-37)
もしあなたが霊眼をもって眺めることができたら、もし霊耳をもって聞くことができたら、もしも肉体の奥にある魂が霊界の霊妙なバイブレーションを感じ取ることができたら、肉体という牢獄からの解放を喜んでいる、自由で意気揚々として、うれしさいっぱいの甦った霊をご覧になることができるでしょう。
(シルバーバーチの霊訓6-153)
地上で死を悼んでいる時、こちらの世界ではそれを祝っていると思ってください。あなた方にとっては“お見送り”であっても、私たちにとっては“お迎え”なのです。
(不滅の真理・45)
肉眼の視野から消えると、あなた方は悲しみの涙を流されますが、私たちの世界では、また一人、物質の束縛から解放されて、言葉では言い表せない生命の喜びを味わい始める魂を迎えて、うれし涙を流します。
(不滅の真理・45)
-シルバーバーチの霊訓-
真実の愛によって結ばれた者どうしは決して離ればなれにはなりません。死は愛と生命に対して何も為し得ません。生命と愛は死よりも強いのです。
(シルバーバーチの教え・上・180)
あなた方は皆、霊的進化の道を歩んでいる大霊の子供です。あなた方は愛する人との死別を悲しみますが、他界した人たちはこちらの世界で、地上時代よりもいっそう自我を発言するようになっていることを忘れてはいけません。
(霊性進化の道しるべ・157)
死も生命の法則の一環であることを理解してください。生と死はともに大霊のものであり、ともに大霊の摂理を教えるために使用されているのです。涙をお拭きなさい。悲しむのは間違いです。なぜなら、愛する人は今もなおあなたの身近にいらっしゃるのです。
(最高の福音・33)
皆さんの視界から消え去った過去の人たちは、今もあなたと同じ宇宙の中で生き続けているのです。しかし、階層が異なります。波長の次元が異なります。次元の異なる意識の中で生活しているのです。それでいてあなたと同じ場所にいるのです。その肉眼に見えないだけです。
(シルバーバーチの霊訓1-73)
地上生活に何一つ怖いものはありません。取り越し苦労は大敵です。生命力を枯渇させ、霊性の発現を妨げます。不安の念を追い払いなさい。
(シルバーバーチの霊訓3-34)
絶対に許してならないことは不安の念を心に居座らせることです。取り越し苦労は魂を朽ちさせ、弱らせ、蝕みます。判断力を鈍らせます。理性を曇らせます。事態を明確に見きわめることを妨げます。いかなる人間も自分で解決できないほどの問題は決してあたえられません。克服できないほど大きな障害は生じません。
(シルバーバーチの霊訓6-143)
あなたが今こそ学ばねばならない大切な教訓は、霊の存在を人生のすべての拠り所とすることです。明日はどうなるかという不安の念を一切かなぐり捨てれば、きっとあなたも、そのあとに訪れる安らぎと静寂とともに、それまで不安に思っていた明日が実は、これからたどらねばならない道においてあなたを一歩向上させるものをもたらしてくれることに気づかれるはずです。
(シルバーバーチの霊訓9-65)
思い煩ってはなりません。心配の念はせっかくの援助の通路を塞いでしまいます。私はいつも取り越し苦労はおやめなさいと申し上げております。心配の念は有毒です。悪気を生み出し、それがあたりを取り囲みます。陰湿な雰囲気で包まれてしまいます。その状態になると霊の力も突き通せなくなります。
(シルバーバーチの霊訓10-165)
元気をお出しなさい。くよくよしてはいけません。取り越し苦労はお止しなさい。心配しても何にもなりません。心配の念は霊界から届けられる援助の通路を塞ぎます。自信を持つのです。道はきっと開けるという確信を持つのです。
(シルバーバーチの霊訓11-170)
何度でも繰り返し申し上げられる私からのメッセージがあるとすれば、それは“心配の念を棄てなさい。そうすれば内部に静穏が得られます。内部が静穏になれば外部も静穏になります”ということです。
(霊的新時代の到来・215)
無用の心配をするという、そのことが、霊的成長の欠如の指標であると言えます。たとえわずかでも心配の念を抱くということは、まだ魂が本当の確信を持つに至っていないことを意味するからです。確信があれば、心配の念は出てこないでしょう。偉大なる魂は、泰然自若の態度で人生に臨みます。確信があるからです。その確信は何ものによっても動揺させられることはありません。
(地上人類への最高の福音・148)
心配・迷い・不安、こうした弱みが心に根を張るのを許してはなりません。
(地上人類への最高の福音・184)
少しも案ずることはありません。そうした絶対的な摂理をこしらえた力、全生命に意義と目的とを与えた力、それがあなたを取り巻いているのです。
(地上人類への最高の福音・195)
私たちが闘わねばならない本当の敵は、実は人間の無用の産物です。それがあまりに多くの人間の心に巣くっているのです。単なる観念上の産物、現実には存在しない心配ごとで悩んでいる人が多すぎるのです。そこで私は取り越し苦労はおやめなさいと、くり返し申し上げることになるのです。
(シルバーバーチの霊訓1-121)
自分がいかなる存在であるのか、何のためにこの世にいるのかについての正しい認識を失わぬようにして下さい。あなた方のようにふんだんに霊的知識に恵まれた方たちでも、どうかすると毎日の雑事に心を奪われ、霊的実相を忘れてしまいがちです。が、それだけは絶対に忘れぬようにしなければなりません。地上という物質世界において生活の拠り所とすべきものはそれ以外にないのです。
(シルバーバーチの霊訓2-91)
金銭はすべて地上に置き去りにしなければなりません。地上的財産はもはや自分のものでなくなり、愛・情愛・無私の行為だけが永遠の資質となるのです。魂が携えて行くのはそれだけであり、それによって魂の存在価値が知れるのです。
(シルバーバーチの霊訓4-95)
物的なものはいずれ朽ち果て、元のチリに帰ります。野心、欲望、富の蓄積、こうしたものは何の役にも立ちません。所詮はあなた方も霊的存在なのです。真の富はその本性に宿されているものだけであってそれ以上ではありえませんし、それ以下でもありえません。そのことを生涯を通じて悟っていかなくてはいけません。それを悟ったとき、あなたは真の自分を見出したことになり、自分を見出したということは神を見出したということになり、そうなった時のあなたこそ真の意味での賢者と言えるのです。
(シルバーバーチの霊訓4-116)
俗世的な宝はガラクタも同然です。あなた方はこれから先も永遠に生き続けるのです。するとこの地上で学んだ知識、体験から得た叡知が、俗世で追い求めている物的なものに比して、その永遠の魂にとっていかに大切であるかがお判りになるはずです。
(シルバーバーチの霊訓6-202)
霊は平静さと自信と受容力の中ではじめて伸び伸びと成長します。日々の生活に要請されるものすべてが供給されます。物的必需品のすべてが揃います。
(シルバーバーチの霊訓12-165)
霊的真理に比べたら物質界のいかなる貴重品も安ピカものです。これから何千年も先まで生きられてから地上生活を振り返ってごらんになると、地上で欲しくてしかたがなかったものよりも、地上で得た知識、地上で身につけた叡知の方がはるかに大切であることがお分かりになります。
(シルバーバーチの教え・上・59)
物的なものは、いかに高価なものであっても、まったく価値はありません。今は物質界にいる皆さん方も、これから霊の世界で計り知れない歳月を生き続けます。そして、この交霊会を通して得た知識や叡知が、地上で物的身体のために一生懸命に求めていたものよりも、はるかに貴重なものであることを実感するようになります。
(シルバーバーチの教え・下・40)
この世的なことを無視しなさいと言っているのではありません。なぜなら、あなた方は地上で生活しており、社会の一員としての責任もあります。しかし、次のことだけは決して忘れないでください。あなた方は大霊であり、大霊はあなた方であるということです。あなた方の内にある大霊の霊力は、あなた方があらゆる物的なものに勝利するように導きます。
(霊性進化の道しるべ・37)
俗世的なものはいずれ消滅するのです。束の間のものは、しょせん束の間の存在でしかありません。しかし霊的実在は永遠です。移ろいやすい物的所有物を絶対と思い込んでいる人は、影を追い求めているようなものです。
(霊性進化の道しるべ・248)
地上というところは妙な世界です。霊の目をもってご覧になれば、人間が愚かなことばかりしていることに呆れるはずです。いずれはチリと化してしまう、どうでもよいものを後生大事にし、永遠の宝である霊的なものは疎かにしております。
(地上人類への最高の福音・246)
残念ながら地上世界は、今なお物質万能主義の悪弊から抜けきれずにいます。すべてを金銭的感覚で捉えようとします。財産の多い人ほど偉い人と見なします。人間性ではなく財産と地位と肩書きと家柄によってランクづけします。実際にはまったく永続性のないものばかりです。虚飾にすぎません。実在ではないのです。
(シルバーバーチの霊訓1-136)
奉仕の仕事に嫌気がさしてはなりません。奉仕は霊の通貨のようなものです。神が発行される万人共通の通貨です。あなた方の仕事にとって必要な力は用意されています。しかし一度に大きな仕事を成就しようとしてはいけません。今日は今日できることだけをして、明日やるべきことは今日は忘れることです。
(シルバーバーチの霊訓2-40)
弱気になってはなりません。毎朝をこれから先の使命達成の前触れとして明るく迎えることです。これからも引き続き自信に満ちた生活の規範を垂れ、あなたより不如意な境遇のもとで迷い、恐れ、疑い、たぶん大きな不安の中で生きている人々が、あなたの生活ぶりの中に聖域、憩いの場、あるいは避難所を見出すことができるようにしてあげて下さい。
(シルバーバーチの霊訓3-36)
私たちには授けるべきメッセージがあります。今日ほどそれを必要とする時代はありません。今の地上こそ私たちの奮闘を必要とする土地です。慰めを必要とする人が大勢います。悲しみに打ちひしがれ知識と援助を叫び求める人々が大勢おります。私たちに代わってそういう人たちを救うことのできる説教者や指導者が一体どこにいるでしょうか。
(シルバーバーチの霊訓4-199)
決して弱気になってはいけません。堂々と胸を張り、宇宙の全生命を創造した力、夜空にきらめく星空を支えている力、花に香を添え、太陽を昇らせそして沈ませる力、虹にあの美しい色彩を施し小鳥にあの可憐なさえずりを与えた力、全生命に存在価値を与え、人間に神性を賦与した力、その力がいつもあなた方を支え、守り、そして導いていることを忘れてはなりません。
(シルバーバーチの霊訓9-94)
万が一やる気を無くすようなことがあったら-人間なら時には意気消沈することがあるものです- その時はいったん歩みを止めることです。そしてそれまで奇跡ともいえる形で成し遂げられてきたことを振り返って、これだけのことが成就されてきたのなら、これから先もきっとうまく行くはずだという認識を持つことです。あなたに要求されることは、そこまであなたを導いてきた霊力に対する絶対的な忠誠心と自信とをもってあなたの責務を全うすること、それだけです。
(シルバーバーチの霊訓10-142)
もしもうんざりしたり困惑したり悲観的な気持ちになったりした時は、地上の喧噪から逃れて魂の静寂の中へ引っ込むことです。そうしてそこに溢れる豊かな光輝に馴染み、美しさに思い切り浸り、そこから得られる静けさと落ち着きと安らぎと自信を味わうことです。こうして気分一新してから再び地上世界へ戻り、はつらつと仕事を始めるのです。
(シルバーバーチの霊訓11-139)
俗世の悩みに襲われ、暗闇に閉ざされて気が滅入り、疲れ果てあるいは塞ぎ込みそうになった時は、霊的知識を手にした皆さんは、このまま野放しにしたら地上を破滅状態に陥れかねない物質第一主義の風潮に挑む、戦いの中の戦いに選ばれた霊の大軍の一員であることを思い出して、奮い立たないといけません。
(霊性進化の道しるべ・108)
勇気をもって前進してください。もとより、これからも多くの困難と多くの失敗は免れません。がそういう時でも私たちが背後に控えていて、苦しい時には不屈の情熱を吹き込み、疲れた時には希望と力を与え、意気消沈している時には精神を高揚してあげるための努力をします。決して一人ぽっちでいることはありません。大霊が使者を遣わして援助します。
(地上人類への最高の福音・61)
どうか、わたしがこれまでに述べてきた知識の中から、物的生活の背後で働いている霊的活動、あなたの身のまわりに存在する莫大な霊力、あなた方を善のために活用せんとして待ち構えている霊の存在を認識してください。あなた自身の中に潜在する可能性をしっかりと認識してください。それが自我の霊的本性の持つ莫大な兵器庫、魂の宝庫を開くカギとなるからです。
(地上人類への最高の福音・149)
弱気になってはいけません。明日がもたらすものを断固たる意志と不適な精神で迎えるのです。そうすれば万事うまく行きます。
(地上人類への最高の福音・149)
やるべきことがたくさんあります。どうか皆さんも、わたしたちとともに、自分の行為によって生きる諭しみを知ってくれる人が、ここにも、あそこにもいてくれるのだという喜びに満ちた期待をもって仕事に邁進いたしましょう。
(シルバーバーチの霊訓 1-114)
愚にもつかぬ嫉妬心や他愛ない意地悪から出る言葉を気にしてはなりません。そのようなものはあなた方の方から心のスキを与えないかぎり絶対に入り込めないように守られております。霊の力は避難所であり、霊の愛は聖域であり、霊の叡知は安息所です。イザという時はそれを求めるがよろしい。人間の心には裏切られることがありますが、霊は決して裏切りません。
(シルバーバーチの霊訓 2-96)
人のために精一杯の努力をする人は、その誠意によって引きつけられる別の人によって、そのお返しを受けるのです。
(シルバーバーチの霊訓 3-67)
他人がどう言おうと気にしてはいけません。非難・中傷などすべて忘れることです。
(シルバーバーチの霊訓 9-98)
あなたが関わっておられるのは人間という気まぐれな存在の集まりです。時には最も緊密な味方であるべき人が最大の敵にまわったりすることがあります。同じ目的、同じ大義によって団結すべき人たちの中にあってすら、摩擦と誤解の犠牲となることがあります。が、たとえすべての人間が同じ仕事に従事していても、たった一つの視点から眺めるということは、所詮、無理なのです。
(シルバーバーチの霊訓 9-98)
他人がどう言っているか、どう考えているか、どうしようとしているか、それはあなたには関係のないことです。大切なのはあなた自身が何を述べ、何を考え、何をするかです。神はあなたに他人の行為や言葉や思想にまで責任は取らせません。
(シルバーバーチの霊訓 11ー203)
霊的に言えば皆さんはお互いにつながり合った関係にあります。人類は一大霊的家族を構成しているのです。なぜなら、霊性という共通の要素が、神とのつながりと同じように、切っても切れない絆によってしっかりとお互いを結びつけているからです。
(シルバーバーチの霊訓 12-154)
私たちはお互いに欠点をそなえた人間的存在です。もしも完全であれば今こうして集い合っていることもないでしょう。
(新たなる啓示・152)
人間の集まるところには必ずトラブルが生じます。一人一人が霊的に異なった段階にありますから、同じ問題を必ずしも同じようには見ていません。それは致し方のないことです。幸いにして自分の方が進化の階梯の高い位置にいる人は、自分より低い位置にいる人に対して同情と、寛容と、理解のある態度で臨むべきです。
(霊性進化の道しるべ・94)
物質界で大事にされているもの全てが無に帰したあと、お互いのために尽くし合った行為のみが永遠に消えることのない進化をもたらしてくれるのです。
(地上人類への最高の福音・257)
地上の人間には失望させられることがあるかも知れません。信頼していた同志から裏切られることがあるかも知れません。しかし大霊は絶対に裏切りません。
(地上人類への最高の福音・245)
三千年に及ぶ永い体験によってわたしは、“人を裁くなかれ”という教えが確かに真実であることを確認しております。他人の欠点を指摘することは容易なことです。もっとも、残念ながら、批判されてもやむを得ないだけの条件が揃っているケースもあることは認めますが・・・。地上の人たちが他人の利己主義に文句を言うのをやめて、自分の欠点を反省し、どうすればそれが改められるかに関心を向けるようになれば、地上はもう少しは進歩することでしょう。
(シルバーバーチの霊訓7-106)
背筋を伸ばし、霊の使者として人類の霊的再生のために、すべての者が等しく自由と寛容を享受できる“新しい世界”を招来するために、神のお召しにあずかったのだという誇りをもってください。
(シルバーバーチの霊訓9-62)
毎朝を無限の可能性に満ちた新しい霊的冒険の始まりとして、また、あなたの霊的な輝きと資質を増す機会の到来として、歓喜をもって迎えるのです。毎朝が霊的成長を促し内部の神性を発達させ全生命の始源へ近づけてくれる好機をもたらしてくれるのです。
(シルバーバーチの霊訓10-13)
あなた方人間の一人ひとりに果たすべき役割があります。いま住んでおられるところを、あなたがそこに存在するということによって明るく豊かにすることができるのです。そのための指針はあなたが霊的に受け入れる用意ができた時に授けられます。
(シルバーバーチの霊訓10-166)
首をうなだれてはいけません。後ろを振り向いてはいけません。前を見るのです。過去のページはすでにめくられ、二度と元へは戻せないのです。生命の書は常に新しいページをめくるのです。その日のその日のために生き、昨日のために生きてはいけません。明日刈り取る収穫のタネを蒔くのは今日なのです。
(シルバーバーチの霊訓11-48)
私たちを信頼してください。きっと道をお教えします。扉を開いてさしあげます。閉め切られた扉をノックしてみて開かない時は、あきらめることです。ノックしてみてすぐに開いた時は、真っすぐに突き進まれるがよろしい。それがあなたにとっての正しい道なのです。
(新たなる啓示・47)
人のために役立つことをする -これが他のすべてのことに優先しなくてはなりません。大切なのは“自分”ではなく“他人”です。魂の奥底から他人のために良いことをしてあげたいという願望を抱いている人は、襲いくる困難がいかに大きく酷しいものであっても、必ずや救いの手が差しのべられます。道は必ず開けます。
(不滅の真理・166)
地上界は暗黒に満ちております。人生に疲れ、生きる意欲を失い困惑している人々、慰めの一言、一片の真理を渇望している人々が大勢います。あなた方による援助を必要としております。そういう人々のために、あなた方は一刻を惜しんで真理普及のために努力すべきです。その霊的真理こそが、その人たちにとって人生を建て直す盤石の土台となることでしょう。
(霊性進化の道しるべ・23)
良い心がけが無駄に終わることはありません。地上においてもこちらの世界においても、絶対にありません。そのことを常に念頭に置いておいてください。真心から出た思念、行為、人のためという願いは、いつか、どこかで、だれかの役に立ちます。そうした願いのあるところには必ず霊界から援助の手が差し向けられるからです。
(霊性進化の道しるべ・108)
隠れた霊的資質を存分に発揮なさってください。ほかならぬ自分が無限の力を駆使できる大霊であることを自覚してください。そうすれば、今ゆっくりと暗い世界を照らしはじめた新しい時代の道具として活躍することができます。
(地上人類への最高の福音・198)
お続けください。求め続けるのです。きっと与えられます。要求が拒絶されることは決してありません。ただし、回答は必ずしもあなたが期待したとおりのものであるとはかぎりません。あなたの成長にとって最善のものが与えられます。
(地上人類への最高の福音・199)
各自がそれぞれの道において、温かき愛と、悠然たる自信と、確固たる信念をもって生き、道を見失った人々があなた方を見て、光明への道はきっとあるのだと感じ取ってくれるような、そういう生き方をなさってください。
(シルバーバーチの霊訓1-102)
成果が表れないことに失望してはなりません。人のために役立とうとする志向は自動的にこちらの世界からの援助を呼び寄せます。決して一人であがいているのではありません。いかなる状況のもとであろうと、まわりには光り輝く大勢の霊が援助の姿勢で取り囲んでおります。裏切ることのないその霊の力に満腔の信頼を置き、それを頼りとすることです。
(シルバーバーチの霊訓2-174)
基盤は何度も言ってきたとおりすでに敷かれております。プランはできあがっているのです。今ゆっくりと、そして苦痛を伴いながらそれが姿を現し、やがて人間の運命がいかにして改善され神から授かった能力がいかにしてその発達のチャンスを与えられていくかが、徐々に明確になることでしょう。そこには不安や失望のタネは何一つありません。為すべき仕事があります。手を取り合えばきっと成就し、他の人にも参加させてあげることができます。
(シルバーバーチの霊訓4-122)
どうか失望なさらないでください。なるほど物質万能主義の風潮がはびこるのを見ていると失望の要素ばかりが目につきますが、他方では、霊的真理がそうした物質万能的な利己主義のモヤに浸透していくにつれて、希望の光が射し込みつつあります。正しい認識が広まれば真理が勝利をおさめます。
(シルバーバーチの霊訓5-84)
どうか常に希望と勇気を失わないでいただきたい。冬の雪は絶望をもたらしますが、再び春がめぐってくれば大自然は装いを新たにしてほほえみかけてくれます。希望に胸をふくらませ、勇気を持ってください。いかに暗い夜にも必ず登りゆく太陽の到来を告げる夜明けが訪れるものです。
(シルバーバーチの霊訓12-149)
いつも明るく楽天的で愉快な気分を忘れないようにしてください。うなだれてはいけません。背後霊にとって最も働きかけやすい雰囲気は、陰うつさや落胆や絶望感のない状態です。
(シルバーバーチの教え・上・93)
魂が真剣に求め、しかも大霊に対する絶対的信念に燃えていれば、必ずやその望みは叶えられるでしょう。神の摂理はそのようにして働くのです。摂理に順応した生活を送っていれば、望み通りの結果が生じるようになっています。結果が出ないということは、摂理に一致した生き方をしていないことを示しています。
(シルバーバーチの教え・上・109)
地上生活には、時として辛さと絶望、痛みと悲惨さがともないます。そのすべてが魂にとって永遠の旅路に向かうための準備なのです。
(霊性進化の道しるべ・72)
躊躇してはいけません。思い切りよく突き進みなさい。あなたの差し出す手が拒絶されることがあっても失望することはありません。
(地上人類への最高の福音・59)
失望なさってはいけません。わたしたちも、決してあなた方を失望させるようなようなことはいたしません。自惚れているのではありません。霊的法則に関する知識を駆使して、霊的資源を活用する用意があるからです。その資源は無尽蔵なのです。
(霊的新時代の到来・83)
暗黒が蔓延している地上にあって、どうぞ希望を失わず、あなた方とともに人類の高揚のために働いている多くの霊、物的世界を改善しようとしている霊の努力は必ずや実ることを信じてください。その背後に控える霊力は、宇宙で最も強力な力なのです。
(霊的新時代の到来・196)
地上生活の目的はいたって簡単なことです。死後に待ち受ける次の生活にそなえて、本来のあなたであるところの霊性を強固にすることです。身支度を整えるのです。開発するのです。となると、良いことも悪いことも、明るいことも暗いことも、長所も短所も、愛も憎しみも、健康も病気も、その他ありとあらゆることが、あなたの受け止め方一つで、あなたの霊性の成長の糧となることがお分かりでしょう。
(シルバーバーチの霊訓1-132)
身体が病むということは精神か霊かのいずれかに不自然なところがあるということです。霊が正常で精神も正常であれば身体も正常であるはずです。身体に出る症状はすべて霊と精神の反映です。
(シルバーバーチの霊訓3-174)
からだが病的だから霊も気の毒で、からだが健全だから霊も豊かであるという方程式は成り立ちません。実際にはむしろ宿命的な進化のための備えとして多くの痛みや苦しみを味わうことによって霊が豊かになるということの方が正しいのです。
(シルバーバーチの霊訓4-191)
病気はすべて治せます。さらに言えば、正しい生き方をしておれば病気にはなりません。病気とは根源からいえば不調和、不協和音、つまり神の摂理に適った生活をしていないことから生じています。
(シルバーバーチの霊訓6-20)
あなた方は完全な存在ではありません。完全性の種子は宿してはおりますが、それは人生がもたらすさまざまな“境遇”に身を置いてみることによってのみ成長します。痛みも嵐も困難も苦しみも病気もないようでは、魂は成長しません。
(シルバーバーチの霊訓8-145)
痛み、病気、面倒、危機、こうしたものがなぜあるのか。そういう疑問を抱かれるようですが、それもすべて霊の進化という永遠の物語の一部なのです。その中には地上に誕生してくる前に、みずから覚悟しているものもあるのです。霊的な身支度を整える上で学ぶべき教訓を提供してくれる、ありとあらゆる体験を経ないことには成長は望めません。とどのつまりはそれが存在の目的なのです。
(シルバーバーチの霊訓9-127)
私は臓器の移植には賛成できません。また輸血も賛成できません。私の考えでは - 私はあくまで私の個人的見解を述べるだけですが - 肉体的生命の維持ということが唯一の目的であってはならないと思います。心に宿す考えが正しければ行為も正しく、したがって肉体も正常となります。問題の解決は臓器の移植ではありません。本当の解決は各自が神の意図(摂理)にのっとった生き方をすることです。
(シルバーバーチの教え・上・89)
一人ひとりの人間の内部には、いかなる病気も癒す力と、いかなる困難も克服する力が備わっているのですが、あなた方はまだそれを理解していません。人間は窮地に陥ったときに内部の貯蔵庫から霊力を引き出すことができます。このように神の王国は各自の内部にあるのですが、人々はそれをまったく理解していないのです。その貯蔵庫から必要な霊力を引き出すためには、大霊の摂理にのっとった生活に徹すればよいのです。
(シルバーバーチの教え・下77)
地上へ生まれるときにまとう身体は、授かるべくして授かったものです。あなた方は前世で獲得したものを携えて新しい地上生活を出発します。前世の内容に相応しい身体で地上人生を歩み始めるのです。ですから、遺伝性の病気をもって生まれたからといって、それを不利と見るのは間違いです。当人の霊的進化にとって必要な人生を送ることができるような身体を授かっているのです。
(霊性進化の道しるべ・139)
病に苦しむ人を見て気の毒に思い胸に同情心が湧いてくるのは無理もないことであり、わたしもそれを咎めるつもりは毛頭ありません。しかし、その時のあなたは苦しみの1面のみを、見ておられ、その人が苦しみの中で過ごす時間は、その代償として得られる喜びに較べれば実に些細なものであるということまでは理解が及びません。
(霊的新時代の到来・177)
どうか“不治の病”という観念はお持ちにならないでください。そういうものは存在しません。治らないのは往々にしてその人の魂がまだそうした治療による苦しみの緩和、軽減、安堵、ないしは完治を手にする資格を身につけていないからであり、そこにカルマの法則が働いているということです。こう申し上げるのはあきらめの観念を吹聴するためではありません。たとえ目に見えなくても、何ごとにも摂理というものが働いていることを指摘したいからです。
(地上人類への最高の福音・131)
病気というのはその大半は主として精神と肉体と魂との間の連絡が正しく行われていないことに起因しています。正しく行われていれば、つまり完全な一体関係が保たれていれば完全な健康と安定性と落着きと機敏性を具えています。